ちょっと待って。キャベツ、舐めてませんか?
スーパーで100円台。地味で、どこにでもある。 サラダにして、炒めて、煮て── 「まあ野菜だから体にいいよね」くらいに思ってませんか。
それ、もったいなすぎます。
春キャベツの正体
春キャベツにはビタミンUという成分が含まれています。別名「キャベジン」。そう、あの胃薬の名前の由来です。
でも本当に面白いのはそこじゃない。
春キャベツにはスルフォラファンという化合物が豊富で、これが老化細胞を「追い出す」引き金を引くことが、近年の研究でわかってきています。
体の中にあるゾンビ細胞(老化細胞)──増えもしないが死にもしない、ただ炎症を撒き散らすだけの厄介者──に対して、スルフォラファンは静かに宣戦布告します。
今日の作戦:春キャベツ×黒胡椒
生のままざく切り、オリーブオイルと黒胡椒をたっぷりかけて食べてください。
加熱するとスルフォラファンが壊れます。生が正解。 黒胡椒のピペリンが吸収を高める。これが「薬効設計」です。
研究員へのヒント
腸の中の日和見菌たちは、あなたの食べたもので態度が変わります。春キャベツの食物繊維は、善玉菌の「えさ」になります。今日これを食べた腸と食べなかった腸では、明日の免疫力が違います。
次の食薬は── 「あなたの台所に今ある、○○が実は最強の解毒剤だった話」
お楽しみに。