食の真実 #004 「減塩が体にいい」──その常識、50年前の怪しい研究から来ていました

病院の食事、給食、コンビニの棚。

「減塩」という文字があふれています。塩分を控えることが、健康の常識になっています。

でもちょっと待ってください。

その常識、誰が決めたんでしょう。


始まりは1950年代のアメリカの一つの研究

ルイス・ダール博士という研究者がラットに大量の塩を与え続けたところ、血圧が上がりました。そこから「塩分は高血圧の原因」という説が広まります。

でもこの実験、後に問題が指摘されます。

ラットに与えた塩の量、人間に換算すると1日に約500g相当です。普通の人間が一生かかっても食べない量を、毎日食べさせた実験です。

さらにダール博士はデータを選んで使っていたことも後に明らかになりました。「塩を食べても血圧が上がらない集団」のデータは、論文に含まれていませんでした。

都合のいいデータだけで作られた「減塩神話」が、世界中に広まりました。


でも減塩食品ビジネスはすでに巨大になっていた

減塩醤油、減塩味噌、減塩梅干し、減塩ドレッシング。

「健康のため」という大義名分のもと、巨大な市場が育っていました。今さら「実は根拠が怪しかった」とは言えない。言ったら全部崩れる。

だから今も「減塩しましょう」は生き続けています。


塩を減らすと、何が増えるか

さてと、にゃいすが言いたいのはここから。ここが一番大事な話です。

塩を減らすと、味が薄くなります。当然売れなくなります。だからメーカーは別の何かで味を補います。

グルタミン酸ナトリウム(うまみ調味料)を増やします。 砂糖を足します。 食品添加物で風味を整えます。

しかもグルタミン酸ナトリウムにも「ナトリウム」が含まれています。塩分(塩化ナトリウム)を減らして、別のナトリウムを増やしているという矛盾。

「減塩」という名前で、体に入るものは減っていなかった。


そもそも塩は悪者なのか

精製された白い塩(塩化ナトリウム99%以上)と、ミネラルを含む天然塩はまったく別物です。

天然塩にはマグネシウム、カリウム、カルシウムなど体に必要なミネラルが含まれています。体液のバランスを整え、神経や筋肉の働きを助けます。

体が本当に必要としているのは「塩分を減らすこと」ではなく「本物の塩を適切に摂ること」です。

「減塩」と書いてある加工食品を選ぶより、天然塩で自分で味付けする方が、ずっと体に正直です。


最後に

減塩食品を買い続けているあなたは、何も悪くありません。「体にいい」と信じて選んでいただけです。

でも「減塩=健康」という方程式を作ったのは、50年前の怪しい実験と、それで潤った食品業界です。

知ってしまったら、スーパーの「減塩」コーナーが少し違って見えますよね。

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