病院の食事、給食、コンビニの棚。
「減塩」という文字があふれています。塩分を控えることが、健康の常識になっています。
でもちょっと待ってください。
その常識、誰が決めたんでしょう。
始まりは1950年代のアメリカの一つの研究
ルイス・ダール博士という研究者がラットに大量の塩を与え続けたところ、血圧が上がりました。そこから「塩分は高血圧の原因」という説が広まります。
でもこの実験、後に問題が指摘されます。
ラットに与えた塩の量、人間に換算すると1日に約500g相当です。普通の人間が一生かかっても食べない量を、毎日食べさせた実験です。
さらにダール博士はデータを選んで使っていたことも後に明らかになりました。「塩を食べても血圧が上がらない集団」のデータは、論文に含まれていませんでした。
都合のいいデータだけで作られた「減塩神話」が、世界中に広まりました。
でも減塩食品ビジネスはすでに巨大になっていた
減塩醤油、減塩味噌、減塩梅干し、減塩ドレッシング。
「健康のため」という大義名分のもと、巨大な市場が育っていました。今さら「実は根拠が怪しかった」とは言えない。言ったら全部崩れる。
だから今も「減塩しましょう」は生き続けています。
塩を減らすと、何が増えるか
さてと、にゃいすが言いたいのはここから。ここが一番大事な話です。
塩を減らすと、味が薄くなります。当然売れなくなります。だからメーカーは別の何かで味を補います。
グルタミン酸ナトリウム(うまみ調味料)を増やします。 砂糖を足します。 食品添加物で風味を整えます。
しかもグルタミン酸ナトリウムにも「ナトリウム」が含まれています。塩分(塩化ナトリウム)を減らして、別のナトリウムを増やしているという矛盾。
「減塩」という名前で、体に入るものは減っていなかった。
そもそも塩は悪者なのか
精製された白い塩(塩化ナトリウム99%以上)と、ミネラルを含む天然塩はまったく別物です。
天然塩にはマグネシウム、カリウム、カルシウムなど体に必要なミネラルが含まれています。体液のバランスを整え、神経や筋肉の働きを助けます。
体が本当に必要としているのは「塩分を減らすこと」ではなく「本物の塩を適切に摂ること」です。
「減塩」と書いてある加工食品を選ぶより、天然塩で自分で味付けする方が、ずっと体に正直です。
最後に
減塩食品を買い続けているあなたは、何も悪くありません。「体にいい」と信じて選んでいただけです。
でも「減塩=健康」という方程式を作ったのは、50年前の怪しい実験と、それで潤った食品業界です。
知ってしまったら、スーパーの「減塩」コーナーが少し違って見えますよね。
