ダイエット中の強い味方、低脂肪乳。
カロリーが低い。脂肪が少ない。罪悪感なく飲める。
でもちょっと待ってください。
脂肪を取り除いた牛乳って、何が残っているんでしょう。
脂肪を取ると、風味が消える
牛乳のあのまろやかな味わいは、脂肪が作り出しています。脂肪を取り除くと、風味がなくなります。水っぽくなります。
正直に言うとおいしくなくなります。
売れない。
だから砂糖か人工甘味料を足して味を整えます。
ダイエットのために脂肪を減らしたのに、砂糖が増えた飲み物を飲んでいた。これが低脂肪乳の現実です。
もっと大事な話。脂肪と一緒に消えたもの
牛乳には脂溶性ビタミンが含まれています。ビタミンA、D、E、K。これらは「脂に溶けるビタミン」です。
脂肪を取り除くと、これらのビタミンも一緒に消えます。
ビタミンDは骨を強くするために必要です。カルシウムの吸収を助けます。「骨のために牛乳を飲みましょう」と言われているのに、骨に必要なビタミンDが入っていない牛乳を飲んでいた。
「健康のために選んだ低脂肪乳で、健康に必要なものを捨てていた」という話です。
なぜ低脂肪乳が生まれたのか
1960〜70年代、アメリカで「脂肪=悪」という考え方が広まります。減塩神話と同じ時代です。「飽和脂肪酸が心臓病の原因」という説が広まり、脂肪を減らすことが健康の常識になりました。
これを受けて「低脂肪」「無脂肪」製品が一斉に生まれます。
後にこの「脂肪悪玉説」も科学的根拠が怪しかったことがわかってきます。でも低脂肪市場はすでに巨大になっていました。
減塩のときと、まったく同じ構造です。
怪しい研究→神話の誕生→巨大市場→今さら否定できない。
では何を飲めばいいか
成分無調整の牛乳を選んでください。脂肪も、ビタミンも、そのまま入っています。
さらに言うと、マシュー先生がよく話す「生きた牛乳」──低温殺菌・非均質化の牛乳が本来の牛乳に最も近い形です。日本ではなかなか手に入りませんが、それだけ本物には価値があるということです。
カロリーが気になるなら、量を減らしてください。低脂肪にする必要はありません。
最後に
低脂肪乳を選んでいたあなたは賢い選択をしていたつもりだったはずです。ダイエットに気を使って、カロリーを計算して、それでも体が変わらなかった。
当然です。脂肪を捨てて砂糖を飲んでいたのだから。
「何を減らすか」ではなく「何を本物に変えるか」。
それがこの研究所の答えです。
